1. バイクに乗っていると体が痛くなります

バイクに乗っていると体が痛くなります

長時間乗っていると肩こりや腰痛がしてくる

バイクに長時間乗っていると、肩こりや腰痛がしてくるものです。
四輪車に乗っていれば運転中でも多少は身体を動かすことができますので、バイクほど身体が凝り固まることはありません。
しかしバイクの場合、走行中ずっと同じ姿勢をキープしなければなりませんので、長時間のツーリングではどうしても筋肉痛に悩まされてしまうことになります。

長時間同じ姿勢を続けていると、どうしても全身の血流が悪くなってしまい、肩こりや腰痛はもちろんのこと、疲労の原因にもなってしまいます。
しかも、絶えず冷風にさらされていると、痛みが余計に悪化してしまいます。
痛み止めを飲んでも症状を改善することはできても、これでは根本的な解決にはなりません。
ですから、ロングツーリングをすることの多いライダーは、自分にとって効果的なストレッチ方法を研究しておくことが大切です。

乗車前や休憩中にストレッチをするのがおすすめ

まずツーリングでは、乗車前や休憩中にストレッチをするのがおすすめです。
ストレッチといっても、ごく簡単なもので十分な効果を得ることができますので、気負わず実践していきましょう。
バイクに乗っている際には、胴体はもちろんのこと、手首や足首も動かさない人が多いと思います。
手首や足首を動かさないと全身の血流が悪くなりますので、ツーリングを始める前に、まずは手と足のストレッチを重点的に行いましょう。

手のストレッチをするには、まず両手を大きくグー・パーと動かします。
動作を大きくすることによって、前腕の筋肉をほぐすことができます。
次に、両手の指を開いた状態で、仰ぐような感じで手を上下に動かしましょう。

これが終わったら、手首を回します。
手をこぶしの状態に握って左右に10回ずつ、手を開いた状態で左右10回ずつ回転させます。
これだけで、手首が温かくなってくるのがわかると思います。

手首が終わったら、次は足首のストレッチです。
ライディングブーツで固定されている足首は、走行中はほとんど動かすことがありませんが、足首が柔軟であればケガの心配を回避することができます。
内くるぶし、外くるぶし、足首の周辺を強めにマッサージしたら、足の指に手の指をかませて、外回り・内回りに足首を回します。
これに加えて肩周りのストレッチもしておけば、身体も温まり、ウォーミングアップは完成です。

ツーリングを始める前と休憩時間にストレッチを欠かさないようにすれば、身体の柔軟性も増しますし、冬場は寒さ対策としても効果的です。
ツーリングに出かけないときでも、日常的にもほんの数分間ストレッチを行う習慣をつけるようにすれば、より健康的な身体をキープすることができます。