1. バイク保険に入る必要はありますか?
バイク保険に入る理由

バイク保険に入る必要はありますか?

バイク保険の種類と補償される範囲

平成27年度にバイクの盗難が増加したことを受け、平成28年にはバイク保険への加入件数が増加しました。

それまでは「せっかく安く本体が購入できるバイクに高い保険料を支払いたくない」とばかりに自賠責保険のみで公道を走行するライダーも多かったのですが、バイク保険で盗難も補償するようになってからは加入する人も増えたようです。

確かにバイク保険は自動車保険と比較して高額になりがちですが、一台数百万円もするような人気車種のオーナーの場合、盗難されてしまったらそんな保険料の節約も意味がないほどの損害になってしまいます。

そもそもバイク保険の保険料が高額なのは、自動車と比べて一件あたりの事故の被害が大きくなることが多いためです。
事故の相手方しか補償しない自賠責保険では、自損事故を起こした場合は完全に持ち出しで、車体の修理費と自分のケガの治療費を出さないといけません。

何かあったときのためにかけるのが保険なので、保険をかけたからといって必ず事故にあうわけではないのですが、それでも自分の身を守り周囲の人の安全を守るという意味でバイク保険への加入は必須と言ってもよいでしょう。

保険には自賠責保険と民間の任意保険があります。
自賠責保険は加入が義務になっているので、税金と一緒に支払いをしている人が多いことと思います。

民間の任意保険は自分で加入する会社を調べて加入の申込みをしなければいけません。
任意保険でカバーされる内容はそれぞれの保険会社によって若干の違いがありますが、基本的なプランとして「対人賠償」「対物賠償」「搭乗者傷害保険」「人身傷害保険」「無保険車傷害特約」それに「盗難保険」があります。

バイク保険を選ぶときのポイント

バイク保険への加入は、ほとんどの人がバイクを購入したディーラーや代理店から勧められるでしょう。

ホンダの場合などはHonda Dreamバイク保険として、損保ジャパン日本興亜と東京海上日動火災保険と提携した、独自の保険プランを提供しています。

個人で修理工場や販売店を営んでいるお店でも、大抵のところは保険の代理店契約をとっているので、そちらで提携している保険をおすすめされるのではないでしょうか。

一方で、ダイレクト型保険として自分でインターネットで加入できるプランも多くあります。

バイク保険に加入するときのポイントとしては、保険料だけでなく保険のカバー範囲をよく見ておくことが大切です。

不安な人は個別見積もりをしてみると本当に必要な保険内容なのかを確認できますよ。

事故があった場合の対応も保険会社によってかなり異なってきますので、ロードサービスの有無や事故以外のオプションサービスなどにも注目して、どこまでがカバー範囲になっているかをよく調べておいてください。