1. エンジンが上手くかかりません

エンジンが上手くかかりません

ニュートラルに入っているかチェック

さっきまで問題なく走っていたのに急にエンジンがかからなくなった、という状況になればどんな人でも焦るものです。
特に遠方へ出ている最中であれば、「帰れなくなるかもしれない」「レッカー車を呼ぶ必要があるかも」と、不安が大きくなることでしょう。

エンジンがかからないというトラブルはベテランライダーでも経験するトラブルの一つですが、意外と小さなことが原因だったりします。
ギアがニュートラル以外に入っていたり、サイドスタンドが降りている状態だとセルが回らないなど、様々な安全策がバイクには講じられているものなのです。

バイクが壊れてしまったとショップに連絡をする前に、「よくある原因」の項目を確認しておきましょう。
これらを押さえておくだけでも、いざというとき冷静な対応がしやすくなります。

まず一つ目に、ギアがニュートラルに入っているかを確認しましょう。
バイクの種類にもよりますが、ニュートラルにギアが入っていなければ安全を確保するためにセルが回らないよう設定されているモデルは少なくありません。
ニュートラルランプが装備されているバイクであれば、このランプが点灯しているかどうかをまず確認しましょう。

焦れば焦るほど、ギアをニュートラルに入れるという基本操作を忘れたり確認を怠ってしまうことがあります。
「バイクショップに持ち込んだのはいいけれど、ギアを入れ忘れているだけだった」なんてことにならないよう、まずギアがどこに入っているか確認しましょう。

キルスイッチがOFFになっていない?

また、キルスイッチがオフになっていることが原因でエンジンがかからないことがあります。
キルスイッチとは、エンジンを止めるためのスイッチです。

自分で操作した記憶はなくても、何かの拍子にキルスイッチがオフになってしまうことは珍しくありません。
ここをオンにしておかなければ、セルが回らずエンジンがかからなくなってしまします。

サイドスタンドを払った?

エンジンがかからないときに確認したいのは、サイドスタンドをきちんと払ったかどうかです。
ギアを入れっぱなしにしていたからスターターボタンを押しただけでバイクが前進し始めてしまった、といった事故を防ぐため、サイドスタンドが降りている状態ではセルが回らないよう設定されているバイクも少なくありません。

ギアをニュートラルに入れてサイドスタンドを取り払い、それからクラッチレバーを握りスターターボタンを押すことが基本的なエンジンのかけ方です。
自分のバイクに搭載されている安全機能を確認し、エンジンをかけられる条件を覚えておきましょう。
いざエンジンがかからないとなったときは一度冷静になり、このステップを順に踏むようにしてください。