1. バイクの歴史・世界初のバイクとは?

バイクの歴史・世界初のバイクとは?

日本のバイクの歴史

日本は世界的にも有名なバイクメーカーを複数抱えています。
生産台数も近年は下降傾向をたどっているものの毎年52万台も製造されていますし、外国からも注目を集める存在です。

種類も豊富で趣味や走る環境によって自分に合ったバイクを選ぶことができます。
どんどんと高度なバイクが誕生しており、安全性能も高いです。
今となっては当たり前に皆が目にしているバイクにはどういった歴史があるのでしょう。

木製バイク

バイクの原型となっているものはフランスで1868年に考案されたと言われています。
当初のバイクは蒸気機関であり、エンジンは搭載していません。
まだ木製でありタイヤも履いていないとされていませんでした。

あくまでも人力以外で走ることを形にしたものであり、バイクというには無理がある作りだったのです。
二足歩行型のロボットのようなものがルーツとなりバイクへと移り変わっていきます。

オートバイが誕生するまで

蒸気機関エンジンのバイクというより二足歩行型のロボットが17年するとダイムラー社によって現在の形に近いバイクに変わります。
エンジンも蒸気機関から内燃機関エンジンへと変わったのです。

さらに、1903年にはアメリカでハーレーダビッドソンが誕生し、現在のオートバイに近い形のものが誕生します。
その後形を変えていき、1920年には現在の形になったのです。
最初の発明からオートバイの形になるまで50年かかったと言われています。

日本でのバイクの誕生

日本ではバイクは明治41年に最初のものができたと言われています。
当初、外国製のバイクへ多くの人が憧れていたもののとてもではないですが購入することができませんでした。
そこで国産のバイクを製造しようという発想になったのです。

当初のバイクは排気量が396㏄あり今の普通二輪相当の排気量がありました。
20歳の若い男性が海外から資料を集めてあこがれからバイクを製造をしたというのはとても素敵な話です。

その後、バイクは本格的な製造に移り変わっていきます。
企業がバイクを製造した第一号となるものは宮田製作所が大正2年に製造したアサヒ号です。

これは市販されましたが自転車のフレームにエンジンがついている形でした。
アサヒ号は昭和39年まで製造が続けられましたが宮田製作所は現在自転車の大手メーカーとなっている宮田工業です。

国産メーカーがオートバイを多く製造するようになるのは第二次世界大戦後です。
大戦中に軍用機や軍用車を作っていた会社がバイク製造に参入をして日本のバイク産業が活気づいていきます。
日本の道路が舗装されていくことで自動車が製造されるようになりバイクは趣味の乗り物に変わっていき、趣味と実用化と二極化したものとが製造されるようになっていくのです。