1. 高速道路に信号機?信号機のある理由

高速道路に信号機?信号機のある理由

高速道路にも信号はある

高速道路といえば信号もなくスピードを出して気持ち良く走れるイメージがあります。
バイクを運転する際にも長距離移動がスムーズにできたり渋滞することなく快適に走れたりするイメージが強いです。

しかし、高速道路にも信号があります。
突然信号が出てくると動揺しますし、特に信号が赤だった時には焦ってしまうものです。
高速道路の信号の意味をきちんと理解しておきましょう。

トンネル用信号

高速道路にある信号の一つがトンネル用信号です。
トンネル用信号という名前の通りトンネルの入り口付近に設置がされています。
ただ、すべてのトンネルに設置されているわけではありません。

条件として長さが5キロメートル以上ある場合や連続してトンネルがありその距離の合計が5キロメートル以上になる場合にトンネルの入り口や中間地点に設置されています。
トンネル用信号は普段街中で見る信号のように赤や黄色、青に規則的に色が変わるわけではありません。
普段問題がなければ常に青信号が転倒しており、災害が起きた時やトンネル内に異常がある時にのみ黄色や赤に点灯する仕組みです。

トンネルの入り口に信号が設置されているのがトンネル内の様子がわかりにくいことが理由としてあります。
長いトンネルの場合には入り口に来た時に中で事故が起きていたり火災が起きていたりしても気付けないことがあり、そこでトンネル内で何か異常があるという場合には信号が黄色や赤になることで外にいる人に様子を知らせることができるのです。

トンネル用信号の黄色と赤の意味

一般道では黄色信号は停止を促すものです。
安全に止まれない速度の場合はそのまま進むことが許されています。

高速道路のトンネル用信号の場合、トンネルの中で渋滞などがある時に黄色に点滅しています。
トンネル内で渋滞をしている場合、急に暗い中に入るとトンネルの中の重体に気付けないことがあるので追突防止のためにの黄色信号が点滅する仕組みです。

それに対して赤信号は一般道と同じようにトンネル用信号でもトンネルの中に入ってはいけないという意味です。
赤信号になっている時にはトンネル内で事故や火災が起きており、二次災害を防ぐためにも後続車が入れないようにしています。

そこで、赤信号になっていたら一般道と同じように停止線で止めることが必要です。
万が一入ってしまうと事故に巻き込まれたり救助活動の妨げになったりすることもあるのできちんと守るようにしましょう。

めったにお世話になることがないトンネル用信号ですが、黄色や赤になっているときは非常時であり適切な対応が必要になります。
その意味をきちんと正しく理解し運転中は頭の片隅に入れておきましょう。