1. 日本海が見られる!青森のグルメツーリング
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日本海が見られる!青森のグルメツーリング

本州最北端の青森県一周のツーリング

青森県は東北六県のうちで最も北端に位置しています。
津軽海峡を挟んですぐ向こうには北海道があるということもあり、北海道ツーリングに向かいがてら立ち寄るというライダーもいるのではないでしょうか。

青森県は「津軽」と「南部」という異なる2つの文化圏を持ち、それぞれ独自の発展をしてきたという特殊な歴史を持つ県です。

そのためツーリングをしていると2つのエリアでそれぞれ個性的な観光名所を目にすることができ、一周すると様々な楽しみがあるでしょう。

興味のある方はぜひ青森県の郷土史などをあたってみてもらいたいですが、津軽と南部は過去に何度も衝突をしており、同じ県でありながら対立をしていることがよくあります。

方言なども津軽と南部ではかなり異なっており、名産品にも違いが出ていますので、ぜひ青森県を訪れるときにはその違いにも注目をしてもらいたいところです。

「南部」地方は青森県の東側に位置しており、八戸市を中心に下北半島のむつ市なども含まれます。
一方の「津軽地方」は県の西側半分で、県庁所在地である弘前市が含まれている地域です。

若い世代の人はそうしたことはあまり気にしていないようですが、特に年配の方はこの2つの地域の区別を気にしていることがありますので、地元の人と話をするときはちょっと気をつけておいた方がよいかもしれませんね。

青森県の名産品と一周ルート

青森県一周ルートとしてよく使われるのが、下北半島の海沿いをぐるっと廻る方法です。
そこに津軽半島を周りつつ下北方面を目指すというルートを付け足すことで、青森の2つの地域をめぐる一周ルートができあがります。

グルメということで考えると、日本海側にある津軽地方は旅行者受けの良い名産品が多くある印象です。

津軽といえばりんごですが、他にも海産物を使った郷土料理も多く、ランチだけでなくたっぷり夕食も楽しむことができます。

津軽の郷土料理でおすすめしたいのがイカ料理です。
イカは青森県の海岸線を走行しているとたくさんの販売所が見られる有名な特産物で、シンプルなイカ焼きから手の込んだ加工品までたくさんの種類を目にすることができるでしょう。

有名なものとしては「いかのごろみそ煮」という津軽料理遺産に認定されているものあがあります。
こちらは津軽半島最北端の旧小泊村で主に作られていた料理で、イカの内臓を取り出したあとに丁寧に熱を加えて柔らかくしてから味噌と煮込むというものです。

どちらかというと「いかのごろみそ煮」は家庭料理なのですが、鮮魚センターや地元の居酒屋のメニューになっていることもよくあります。

もう一つのおすすめがりんごのデザートで、「気になるリンゴ」はりんごをまるごとパイで包んだ豪快なスイーツです。