1. 市販車最高峰のレーススーパーバイク選手権

市販車最高峰のレーススーパーバイク選手権

スーパーバイク選手権とは

スーパーバイク選手権(SuperBike Championship)とは、ヨーロッパを中心に世界中を転戦するFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が公認するロードレースの一つです。
公式には、WSB(World Superbike Championship)と呼ばれたり、スーパーバイク選手権を略してSBCと呼ばれることも多いです。
2021年には13戦目が開催予定となっていて、バイクレースの中では比較的歴史が浅いバイク選手権と言えます。

スーパーバイク選手権は4ストロークで2気筒~4気筒エンジンの市販バイクを使って行うのが特徴で、2気筒なら850cc~1200ccまで、3気筒と4気筒なら750cc~1000ccまでのエンジンであること、という規定があります。
舗装されたサーキット内を周回するタイプのレースで、観客席からレースを観戦できます。

このバイク選手権は、もともとはイタリアのFGスポーツとして位置づけられていました。
しかし2013年からは、MotoGP主催のドルナスポーツに代わって世界的なバイク選手権として注目されるようになりました。

参加チームは?

スーパーバイク選手権では、ライダーとマニュファクチャラーがともに決勝レースの着順に応じて獲得したポイントの合計によって年間のタイトルを競う仕組みとなっています。
メーカーチームにおいては、ニンジャZXを提供するカワサキチームを始め、ヤマハチームやホンダチーム、BMWチームやドゥカティチームなど、世界中のバイクメーカーがこぞって参戦するほど注目度が高く人気のあるバイク選手権となっています。

参戦するライダーたちも、豪華な顔ぶれがそろっています。
世界各国の国内レースで上位に入賞する実績を持つレーサーを始め、世界選手権レベルのロードレースで上位入賞者が数多く参戦し、他のレースから転向する人も少なくありません。
レーサーを国別にみるとイギリス国籍ライダーが多いという特徴がありますが、これはイギリスにおけるバイクレースが活発な点が理由だと考えられます。

人気レーサーは?

スーパーバイク選手権における人気レーサーは、数多くいます。
その中でも注目されているのは、歴代レーサーの中でも最も多くのタイトルを持つジョナサン・レイ氏です。
2015年に初タイトルを獲得して以来、2020年まで連続して6連勝を達成する彼の成績は前人未到の域に達しています。
2021年ももちろん賛成予定で、彼が7連勝を達成するのかどうかという点に注目が集まっています。

ちなみに日本人ライダーも参戦していますが、タイトルの獲得はまだ達成していません。
今後の活躍にこうご期待です。