1. MotoGPに参戦する中上貴晶選手

MotoGPに参戦する中上貴晶選手

中上貴晶選手の経歴

2008年にバイクレーサーとしてデビューした中上貴晶選手は、千葉県出身のレーサーです。
主にバイクレースの中でも最高峰と名高い各種MotoGPで活躍するレーサーで、日本人レーサーの中では最速ライダーと言っても過言ではありません。

中上貴晶選手がバイクと出会ったのは、4歳の頃でした。
買ってもらったポケットバイクに乗り始め、バイクの楽しさを実感するとともに、ハードな面も感じながらバイクとの長い付き合いが始まったのです。
ポケバイの後はミニバイク、そしてロードバイクへと少しずつステップアップしながら、ついに中上貴晶選手は2006年に全日本ロードレース選手権に参戦します。
そこでGP125クラスで全戦優勝を果たし、なんと日本で最年少のチャンピオンとなりました。

その後、2012年からMotoGP選手権へ参戦し、現在では世界選手権において通算9年目のシーズンを迎えるなど順調な選手生活を送っています。
2017年にはイギリスMoto2レースにおいて優勝したほか、アメリカMoto2レースでは3位に入賞するなど、たくさんの実績があります。

中上貴晶選手の人物像

中上貴晶選手は、子供の頃には怪童とか天才と呼ばれていたほど、バイクのスキルや才能に関しては一流でした。
彼の両親がともにモータースポーツが大好きだったことから、週末や仕事が休みの日にはいつもバイクの練習に付き合ってくれたのだそうです。
そんな環境の中で育った中上貴晶選手だからこそ、バイクのあらゆる点を理解し、レースに臨むパートナーとしてバイクと付き合っているのかもしれません。

現在の中上貴晶選手はYouTubeやTwitterなどのSNSを使ってたくさんのファンとコミュニケーションを取りながら、バイクレーサーになることを目指す人たちへエールを送っています。
例えば彼がYouTubeへ投稿した動画の中には、バイクレーサーにとって大きな効果が期待できるというトレーニング動画がありますが、これは自宅で簡単にできるトレーニング方法ということで注目を集めています。
ほかにも、彼が遠征時に必ず持参する愛用品を紹介してくれるなど、日本を代表するトップレーサーとファンとの距離が縮まるような動画がたくさんあります。

また、中上貴晶選手は昔も今も、加藤大治郎選手の大ファンであることを公言しています。
加藤選手から頂いたというレーシングブーツは今でも中上選手の宝物となっているのだとか。
そんな彼もプロのレーサーとして、メディア企画の中でバイクレーサーの育成に貢献するべく、キッズライダーをGPに招待しピット内を見学してもらうなどバイクに関するさまざまな活動を行っています。