1. 電動バイクレースMotoE

電動バイクレースMotoE

今後の発展が注目される「MotoE」とは?

世界各国で開催されるバイクレースには、さまざまなものがあります。
その中でもMotoEは、2020年にレース2年目を迎えた新しいタイプのバイクレースとして注目されています。

MotoEというと、MotoGPクラスのレースをイメージする人が多いのではないでしょうか。
MotoEは、MotoGPの電動バイク版として誕生しました。
バイクの外見は電動タイプではないバイクと大きな違いはないため、レースを見ている観客にとっては他のバイクレースと同じくらいの興奮を体感できます。
しかしMotoEは、通常のバイクレースでは存在しない「バイクのバッテリー残量」を公表するという特徴があり、この部分がMotoEの大きな魅力の一つとなっています。

MotoEの見どころは?

MotoEの見どころは、たくさんあります。
1つ目の見どころは、電動バイクのみが参戦するレースなのでノイズがとても少ないという点です。
バイクの見た目は一般的なガソリンバイクと同じでも、電動という点でノイズがとても少なく、レース観戦中にもバイクの爆音がほとんどありません。
その代わりに、タイヤ音などを楽しめるという魅力があります。

2つ目の見どころは、公開されているバッテリー残量です。
レースに参加するライダーたちはバッテリー残量を考慮せずに思い切り走りを楽しみますが、見ている観客にとっては、バッテリー残量がどんどん減っていくことに対してハラハラドキドキするなど他のバイクレースでは味わえない興奮があります。

3つ目の見どころは、今後のレース展開です。
MotoEはバイクのテクノロジーと共に今後はどんどん進化することが期待されています。
現在のバイクレースは同じサーキット内を5周から7周と周回しますが、今後はレース時間約15分という枠の中でより変化を楽しめるような構造になっていくと考えられています。

どのライダーに注目する?

MotoEのライダーは、電動バイクレース用に準備をして仕上げてきたライダーもいれば、鈴鹿GPなど通常のバイクレースに参戦するライダーもいます。
その中でも注目されているのは、鈴鹿GPに参戦したライダーとしても人気のあるドミニカ・エガーター氏です。
他のライダーたちに先駆けて電動バイクへ適応したことや、既にライダーとしての知名度や実績があることから、今後はMotoEを牽引するライダーになるのではないかと期待が寄せられています。

MotoEはまだ始まったばかりの電動バイクレースです。
参加するライダーの数はまだ少なく、2020年には12チームから18名のライダーが名乗りをあげました。
今後はさらに増えることが予想されており、注目したいライダーや凄腕ライダーが続々と誕生することでしょう。