1. ヘルメットだったら何でもOKではない

ヘルメットだったら何でもOKではない

PSCマークはマスト!ないヘルメットは違法?

ヘルメットには、いろいろな種類があります。
バイク用のヘルメットもあれば自転車用や工事現場用のものなど、用途や目的によって多種多様です。
バイクに乗る際には安全のためにヘルメット着用が義務づけられていますが、かぶっていれば何でもOKというわけではありません。
その点は、注意しましょう。

バイクに乗る際には、国内で使用できるバイク用のヘルメットを選ぶことが必須です。
どのヘルメットがOKかという点は、PSCマークやSGマークなどが添付されているかどうかをチェックすると分かりやすいです。
これらは安全基準の一定基準を満たすことを示すマークで、既定の安全性や強度を持っているヘルメットに添付されています。

違反した場合には罰則アリ

バイクの走行をする際ヘルメットをかぶらなければいけないというルールは、道路交通法の第71条で規定されています。
またヘルメットの基準については、道路交通法の施行規則第9条によって定められています。
そのため、ヘルメットをかぶっていない人が違反行為となることは言うまでもありませんが、かぶっていても基準を満たさないものだと、こちらも違反行為となってしまい罰則の対象となります。

バイクのヘルメットに関する罰則は、乗車用ヘルメット着用義務違反が適用されます。
違反に関する罰金はありませんが、違反点数が1点なので、人によってはヘルメット違反によって免許停止になってしまう可能性もあります。
知らなかったとか、かぶっていたと言っても、規定に合わないヘルメットでは違反となることはバイクに乗る人はしっかり理解しておきましょう。

ヘルメットの規格とは?

バイク用のヘルメットには、消費生活用製品安全法によって基準が決められています。
そして、その基準を満たした製品に対して、PSCマークが添付されています。
海外で販売されているカッコいいバイクヘルメットでも、日本国内でバイク走行をする際にはPSCマークがついていることが必須条件です。

バイク用ヘルメットならOKというわけでもない点には、注意しなければいけません。
例えば、海外旅行の際にお土産でバイクヘルメットを購入してきた、という場合、違反になってしまう可能性があるということです。
もちろん、海外からの輸入ヘルメットでも日本の事業者が検査を行って基準をクリアしていることが確認されているヘルメットには、きちんとPSCマークが添付されています。
同じ海外製ヘルメットでも、PSCマークがついているものはOK、ついていないものはNGという扱いになる点には気を付けたいものです。

また、バイクの安全規格を締めるマークにはPSCの他にSGマークがあります。
これは万が一の賠償責任を命じしたもので、PSCマークとセットでの添付になっています。