1. バイクはオービスで捕まらないって本当?

バイクはオービスで捕まらないって本当?

オービスは「スピード違反を自動撮影」する装置

オービスとは日本全国の高速道路などに設置されている装置で、一定スピード以上の速度で走行する車やバイクを見つけたら自動的に写真撮影をするという装置です。
人間が作業をしているわけではないため、24時間常に作動しているのが特徴です。

このオービスは、基本的にはバイクではなく自動車を捕まえるために開発されたものです。
そのため、自動車の速度オーバーなら撮影を逃れることは難しいでしょう。
しかしバイクの場合には、速度をオーバーしていてもオービスにつかまりにくいという特徴があります。

バイクがつかまりにくい理由は「ナンバープレートの位置」

オービスがバイクを捕まえづらい理由は、バイクはナンバープレートの位置が車両ごとに異なるという点が挙げられます。
自動車の場合、車種が変わってもナンバープレートの位置は大体同じです。
また道路を走行する車両はバイクよりも自動車の方が圧倒的に多いため、オービスの撮影定点は自動車のナンバープレート位置に焦点を当てています。
そのため、バイクの車種によっては撮影してもナンバープレートをシッカリ納めることができず、後から画像を見ると車両の写真だけが写っていることが多いのです。

しかし近年では、オービスの技術も進化しています。
従来のオービスは定点設定となっていますが、近年では三脚などに乗せて移動できる可動式も増えていて、警察が設置したい場所に設置して遠方からスピード測定をする事が可能となっています。
可動式のものは車両の前面を撮影できるので、ナンバープレートがどの位置についていても撮影が可能です。
そのため、バイクのスピードオーバーでも近年では可動式オービスの活躍によって以前よりも確実につかまりやすくなっています。

取り締まられなくても要注意、警察は見ている!

オービスだけが速度オーバー車両のチェックをしているわけではありません。
オービスは速度制限を守らない車両の撮影をするだけで、その場で警告するわけではありません。
そのため、オービスに気づかずに危険な高速走行を続けるドライバーもいます。

そうしたドライバーに注意を促すため、オービスの周辺にも警察官が取り締まりのために待機していることがあります。
どこに警察官がいるかは誰にも予測できませんが、オービスがいない場所でも警察官ならしっかりと速度オーバーをチェックしているので、バイクだからと言って安心はできません。
それにオービスがバイクを捕まえられないだろうと思ってたかをくくっていると、白バイにつかまる可能性ももちろんあります。

バイクは自動車と比べて、オービスにつかまりにくいのは事実です。
しかしオービスにつかまらなくても警察官につかまるリスクはありますし、近年では可動式オービスがどこで目を光らせているか分かりません。
くれぐれも安全運転を心がけることを、おすすめします。