1. 公営競技の一つであるオートレース

公営競技の一つであるオートレース

エキサイティングなオートレースとは?

ボートレースや競馬・競輪と並び、公営競技として人気を集めているのが「オートレース」です。
一周500メートルのトラックを8車が左回り6周走ることで順位を競いますが、メンバーが足りていない場合は7車で行われることもあります。

観客が観戦しやすいようレース車には1番から8番までナンバーが付いているだけでなく、選手によって異なるカラーリングも施されているのが特徴です。

日本だと、オートレースは伊勢崎・川口・山陽・飯塚・浜松の全国5箇所で開催されており、1回の開催日数は原則で8日となっています。
1日に1レースから12レースまでありますが、選手が走れるのは1日1回のみとなっているため、8車×12レースで1日に96名のレーサーが参加することになります。

オートレースの特徴

オートレースの舞台となるサーキットは、一周が500メートル、幅は30メートルとなっています。
コースは少し内側に傾いているのが特徴です。

なぜコースが内側に傾いているのかと言うと、ハイスピードでもコーナーを回りやすくし事故の確率を減らすためです。
それ以外にも、レーサーが高度なテクニックを発揮しやすくしレースをより面白くするためという目的があります。

レース場を初めて見ると、思ったよりもコースが狭いと感じる人が少なくありません。
狭いコースはスタートからゴールまでレースの細かな点をすべて見ることができるため、ファンにとって大きな魅力となっています。

レーサーが出すスピードとしては、直線部分で150キロ、コーナーで90キロと言われているため、平均すると常に100キロ前後が出ている計算になります。
極限までスピードを出し競い合うため、誰もが圧倒されてしまう迫力満点のレースとなるのがオートレースの大きな魅力と言えるでしょう。

オートレース車には、ローとトップの2段のギアのみを使用しブレーキがないという特徴も持っています。
急なブレーキ操作をすると、追突事故の原因になってしまうからです。

オートレースのレースの流れをご紹介

オートレースは、レースがスタートする前に選手紹介と試走が行われます。
選手紹介は、1号車から順に1列配列でコースを一周します。

選手紹介の後は、レース車と選手の調子を見せるために500メートルのコースを一周走ります。
100メートルあたりの平均タイムで発表されるため、どの車券を購入するか予想する際の重要な情報となります。

試走が終了したあと、レーサーは最終検査を受けます。
そしてそれと同時に観客の車券購入が開始されていきます。

レースが終了したあとに勝車が決定し、払い戻し金額が決まるというのがオートレースのおおまかな流れです。