1. ヘルメットがよく曇ります

ヘルメットがよく曇ります

ヘルメットには曇り止め対策が必須

ライダーなら一度は悩んだことがあるのが、ヘルメットシールドの曇りではないでしょうか。
ヘルメットシールドが曇ると、前が見えづらくなったり結露で水滴ができるため、転倒や事故などのリスクが高まりとても危険です。
クリアな視界を確保することは、安全なバイクの走行を楽しむ上で欠かせません。

ヘルメットシールドには、曇りやすくなるタイミングがあります。
一つ目は、外気温が低い時に自分の吐いた息によって曇るというケースです。
寒いところから暖かいところに急に入ったり、涼しい室内から暑い屋外に出た瞬間にヘルメットシールドが曇ることもあります。

夏場は気温が高く空気中の水分が比較的多いため、冷やされたシールドに暖かい外の空気が触れることで結露します。
逆に空気が比較的冷たく空気中の水分が少ない乾燥した冬場は、暖かくて湿度の高い自分の吐いた息によってシールドが結露してしまうのです。

ヘルメットのシールドが曇るのは、「表面結露」と呼ばれる現象によるものです。
シールドの表面温度と外気の気温差が大きいときにくもりが発生してしまうというわけです。

曇ってしまったら視界の確保のためその場で拭き取る必要がありますが、走っている途中のため曇りを拭き取ることができないというシーンも珍しくありません。
そのため、普段から曇り対策しておくことがとても重要になります。

ヘルメットにできる曇り対策

ヘルメットシールドが曇ってしまった場合、シールドを少し開け風を当てたり指で水滴を拭き取るという対策を行っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、これらの対策はシールドに細かな傷がつき視界不良に繋がったり、片手運転をすることになるため危険と言わざるを得ません。

走行前にできる対策は、主に二つあります。
一つ目は、曇り止めスプレーなどをシールドの表面に塗っておくことです。
曇り止めスプレーの効果は、商品にもよりますが一般的に2週間程度持続します。
スプレータイプの中でもコンパクトサイズのものなら、いつでも持ち運べるので便利です。

また、ヘルメットシールドの内側に装着することで曇りにくくしてくれる「ピンロックシート」というアイテムもあります。
断熱層を作ることで、冷たいシールドと息が触れないようにしてくれるのです。
ピンロックシートは主にヘルメットメーカーから発売されています。

メガネへの曇り対策を忘れずに

メガネを着用しているライダーであれば、曇り対策が必要なのはヘルメットシールドだけではありません。
メガネ用の曇り止めは眼鏡屋などで販売されているため、それらを利用し忘れずに対策するようにしましょう。

メガネが曇ると視界が悪くなり、シールドの曇りよりも危険になるため、注意してください。